早いもので４月が終了した。（記載日は5月4日）
思い返せば新型コロナウイルス感染症に翻弄された数ヶ月であった。
この記事を寄稿している段階では緊急事態宣言も延長され、まだまだ先行きは不透明だ。
例年であればこの時期は心躍ることも多く、３月４月などは特に気持ち新たに迎えているのだが今年はどうもそうはゆかない。
何かこう霧の中にいるような、まさしくモヤモヤした状態である。

しかも現在はゴールデンウィークの真最中である。
本来であれば今頃、旨い魚を食いながら気の置けない仲間と酒盛りでもしながら楽しい時間を過ごしていた、はずである。
この仲間とは私が教室運営していた頃の講師数名で、もうかれこれ15年の付き合いになる。
このゴールデンウィークは決まって魚を食べに島に渡る。

年に数回の楽しみだったのだが・・・。
それがどうだ、今は自分の部屋でおとなしくしているしかない。
なんとも退屈な時間である。

そう思っていた矢先にグループラインに一通のメールが届く。
「皆さん！今晩オンライン飲み会しませんか！」
一緒に魚を食いに行くはずであった元講師のひとり片山からである。
迷わず返事を送る。
「やろうやろう！」
それに呼応するように全員が了解し、早速夜にオンライン飲み会をすることとなった。

いざ始まると、旅行断念を残念がったのか全員が魚を酒のアテに選んでいたことが滑稽であった。
「来年こそは実際に顔を合わせて魚を食いたいねえ」と私が言えば、お調子者の楠瀬が
「緊急事態宣言が解除されれば行きましょうよ」と。
それを聞いた仲間内で一番冷静な原田が「緊急事態宣言が解除されたからといって動き回っていいというわけではないからな」とピシャリ。
ごもっともである。

久方ぶりにお互いの顔を見て話したからかこの日は大層盛り上がった。
実際にオンラインコンテンツはこの時世につき弊社の個別指導スクール・ワンでも授業を再開するツールとして使用するためにこれまで何度か事前にテストも兼ねて扱うことがあったが、これほど感情が伝わるのであれば授業での使用も問題なかろうと改めて感じた。

「そろそろ眠たくなってきた。終わろうか。」と私。
「じゃあまた！」 「お疲れ様でした！」 「またやりましょう！」　思い思いの声が飛ぶ。
「じゃあおやすみ」
通信を切って気づく。これほどに安心感を得られたのはいつ以来だろうか。
新型コロナ感染症による緊急事態宣言がなされてから、きっと知らずに緊張感が高まっていたのだろう。
話をすることで“ホッ”と安心できたことに気がついた。

皆さまにとって我々本部もかくありたい。

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新型コロナウイルス感染症の影響により、各社のFCフェア・FCショーが中止となり、
なかなか皆様とお会いできておりません。
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西日本ブロック　川田

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