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大学入試共通テストを振り返って
2022.02.08この記事を書いているのは2月初旬、ちょうど愛知県の私立高校入試が終わったところです。いよいよ入試シーズン真っ盛り、といったところでしょうか。新型コロナ対応を厳重に継続しながら、志望校合格に向けて頑張る受験生を最後までサポートしていきたいと思います。
さて、今年は大学入試共通テストがいろいろな点で話題になりました。そのひとつ、平均点が大きく下落したことに触れてみたいと思います。特に話題として取り上げられたのが数学で、前年との比較では数学Ⅰ・Aでは-19.72点、数学Ⅱ・Bでは-16.87点と、大きなマイナスとなりました。実際、教室で受験した生徒から話を聞くと、「難しかった」「時間が足りなかった」といった、ネガティブな声が殆ど。
随分昔の話になりますが、30年前の大学入試センター試験でも、数学の平均点が20点ほど下がったことがあります。私自身も受験した第2回のセンター試験でしたが、このときも結構な騒ぎになっていました。
それはさておき。難化の要因はすでにさまざまな方が指摘しておられるので詳細は割愛しますが、要は出題形式の変化に対応できなかった、ということと考えています。
共通テストⅠ年目(昨年)は心配されていたほどの劇的な変化ではなく、難易度も過去のセンター試験とあまり変わらないものでした。易化と難化を繰り返すのは入試問題のお約束みたいなものですが、ここまで大きく出題傾向が変わると想定していた方は少なかったのかもしれません。その結果、従来と同様に過去問中心の対策を行ない、それに対応できなかった生徒が点数を取れなかった、ということだと思います。
入試対策において、過去問演習が重要であることは言うまでもありませんが、それに依存する指導では、生徒たちの学力向上には十分といえません。新学習指導要領では、日常生活や社会の事象を数理的に捉え、数学的に処理し問題を解決する能力を育てることが求められています。今後、同傾向の問題は増えていくのかもしれません。自分たちの生徒指導についてもアップデートが必要だ、と今年の共通テスト結果を見て強く感じました。
今年の受験生もそうでしたが、新型コロナによる休校などの影響もあって十分な学習機会を確保できないまま入試に臨まなければならない生徒がたくさんいます。そういった生徒たちに自信を持ってチャレンジしてもらえるよう、その一助となれるよう知識のブラッシュアップに取り組みたいですね。
東日本ブロック 五ヶ山
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