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禍福は糾える縄の如し
2018.03.09旅行会社で申し込んだ「スペイン~イタリア周遊5泊7日」のツアー
今回は、少し前になりますが海外旅行のお話をさせて頂きます。
久しぶりの海外旅行、それも独りでの参加ということで、代理店のお姉さんには「独りで大丈夫ですか?」と何度も聞きましたが「独りで参加される方も多いですよ。そういう方はお独りの方同士で仲良くなられますから。」とのこと。
そしてツアー初日を迎えました。初対面で仲良くなれるかしら…そんな不安はある意味で杞憂でした。成田空港で顔を合わせた27名のツアー参加者は私を除いたすべてが新婚のご夫婦。私が仲良くなる予定の「独り客」などいないのです。見渡す限りラブラブモードが目に余る新婚カップル。私は1週間、孤独な旅が始まることを受け入れ、代理店のお姉さんを深く深く呪いました。
5時間ほどのフライトを経て、スペインに入る前に飛行機乗り換えのため我々一行は深夜イタリアミラノの空港へ到着。入国審査を受けて別の発着場へ向かう通路で、突然現れたスキンヘッドに口ひげをたくわえた筋骨隆々のイタリア人空港職員に私だけが呼び止められ、財布の中身の提示を求められました。英語で「現金いくら持ってるんだ?」と高圧的に詰問してくる職員。後から聞くと新婚さんのツアーに紛れた明らかに不自然な私は不法就労者の疑いをかけられたのだろうとのこと。思わぬ展開に私は更にビビッてしまいました。
5分ほどの尋問でしたが、その間に同行のツアー客は、私の状況を知らない添乗員の後を追って移動してしまい、気付くと私は深夜の見知らぬ空港ロビーで独り立ち尽くしていました。
瞬間的に「嗚呼。これからボクはこの地で暮らしていくんだね。さよならニッポン。さよならみんな。ほんとうにありがとう。」不安なまま降り立った見知らぬ地で突然のアクシデントにすべてを見失う私。
結果的には猛ダッシュで探して(お前も探せよ添乗員)ツアーに合流できた訳ですが、「比喩ではなく、本当の意味でここでは誰も助けてはくれないのだ」という決死の覚悟を胸に、私は旅のスタート地であるスペインへと飛び立ったのでありました。
旅行5日目
ヴェネチアのレストランの一画を占拠し、まるで古くからの友人の様に仲良くなった私たち27名は、ツアー最後の夜を味わい尽くす様に、あの陽気なイタリア人が圧倒されるほどの大騒ぎをくり広げました。
同行した新婚カップルが本当にみんな優しくて良い子たちで、孤独な旅を覚悟していた私に、行く先々で「食事、良かったらご一緒しませんか?」「私たちもついて行っていいですか?」「一緒に写真撮りませんか?」と常に声をかけてくれました。添乗員さんも「新婚さんばかりのツアーでここまで全員が仲良しになるのは珍しいです。本当にいい方たちが集まりましたね。」と感心するほど。
最後の成田空港ではお互いに写真を撮り合い、別れを惜しみました。
と、名だたる数々の名所旧跡の話を一つもせず、ダラダラと何が言いたかったと言いますと…
「禍福は糾える縄の如し」(意味:幸福と不幸は表裏一体で、かわるがわる来るものだということのたとえ)
世の中、悪いことばかりではありません。きっといいことが待っている。そして、
「旅っていいね!」
ということでございました。
東日本ブロック 渡部
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