半年前に、コロナウイルスがここまで長引くとは誰も予想していなかったと思います。今思い返してみると、2月末から3月上旬のときは、「マスクが一時的に売り切れているな。」や「ライブハウスが大変そうだな。」程度にしか思っておらず、そのうち収まるだろうと、コロナウイルスに対して安易に捉えておりました。そうすると、学校が休みになり、次第に、飲食店の自粛やプロ野球やJリーグの観戦中止が決定しました。そして、学校の再開の目途が立たなくなったときには、気づけば学習塾もコロナウイルスの影響を受けるようになっていました。

緊急事態宣言が出され、我々学習塾も予定外の休校期間がありました。再開後も、説明会やイベントができなかったり、職員会議もできなくなったりしました。弊社では、毎年、表彰式（講習会の中のひとつとして）をいたします。それも、今年はコロナウイルスの関係で中止となりました。個人的にですが、私は昨年度に今の教室を担当するようになりましたので、昨年の表彰式に初めて参加したときに、「来年は担当教室からたくさん表彰されるようにがんばろう。」と思っておりました。そして、各教室の皆様の努力が実を結び、たくさんの方が表彰されることになりました。非常に嬉しかったのですが、会場での発表と表彰状の授与がなくなりました。そのため、メールでの発表と、受賞教室には賞状や盾が送付されました。

このように、コロナウイルスの影響で嫌なことが続いていましたが、嬉しいこともありました。それは、上記の表彰者にお祝いのメールを送信したのですが、返信内容が非常に嬉しかったことです。
「優秀賞の品物が届きました。講師たちへ感謝の気持ちを伝えるため、飾ってあります。」
「素敵な表彰状ありがとうございます。さっそく貼り出したいと思います。」
「これも、色々とコンサルにフォローいただいての事と思っております。」

また、本部から各教室にマスクや消毒液、非接触型の体温計等を支援していたのですが、
「コロナ関連支援物資を受け取りました。現状においても市中で入手困難なものをお送りいただきまして、教室一同感激しております。」や「入手困難な中、貴重なものをありがとうございました。本部のみなさんのお気遣い。心から感謝いたします。ありがとうございました。」等のメールやお手紙を頂戴しました。

こういうときだからこそ、周りの人間に「感謝」ができるかどうか、感謝し合えるかどうか、信頼し合えるかどうかが大切だと改めて実感しました。そして、コロナウイルス感染が広がり、たとえ人と会う機会が減ったとしても、人との繋がりを大事にしていくべきだということを学ぶことができました。

最後に、世の中は大変な状況ではありますが、京進では、通ってくださっている生徒に受験対策や学校の休校期間中の補填など、日々一生懸命指導をしています。また、安全対策も抜かりありません。手洗いやうがいの徹底、定期的な換気や教室内の消毒・清掃、オンライン授業への移行等、感染予防対策を徹底しています。
これからもコロナウイルス感染に対して正しく恐れつつも、学習塾として子どもたちの笑顔を守ってまいります。

西日本ブロック　大前

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