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素晴らしい出会いに感謝
2020.12.22
私が彼に初めて会ったのは、所用で彼が京都を訪れたついでに烏丸五条にある弊社本社に
顔を出した時だった。
彼はこの度縁あって弊社フランチャイズに加盟していただけることになるかもしれない法人の会長であった。
弊社は部長のY、西日本の統括責任者のKそして私の3名で彼を迎えた。
彼はとある地方都市で会社を立ち上げ一代で年商数十億の企業へと成長させた人物である。
彼の弊社来社の目的は一つ、我々の仕事のスピードが気に入らないらしい。さっさと調べて話を前に進めるようにとハッパをかけに来られたのである。もちろん我々も悠長に構えていたわけではない。様々な調査、社内への調整を実行していた。そのことは先方の担当者にも伝えていたはずである。
しかし、彼にはその仕スピードがまどろこしかったのだと思う。彼はとにかくスピードだと一方的に我々に伝え、30分程度で去っていった。
彼は私より4歳上の71歳。
パワフルであるし、いかにもワンマンである。我々は彼のワンマンさの中にも本気度を感じ取り早速段取りし、仕事のスピードをあげた。数日後には候補物件の再確認と契約の説明に行くようにした。
彼が弊社を後にした二日後の朝、部長のYと私宛にハガキが来た。達筆な文字で丁寧なお礼がしたためられている。彼からである。我々は内心恐縮し、部長のYは早速御礼のハガキを出した。
私は躊躇った。二人が同じようにハガキを送るのは芸がない。その日帰宅した私はつい二週間ほど前に行った私のお気に入りの寺の写真をハガキに印刷し送った。
数日後私は弊社社員二人と彼の会社に行った。不在だと聞いていた彼が居た。先方も担当二名を入れて三人。
計六人と工事業者の方一人の七人で現地を視察。想像通り彼の指示が飛ぶ。想像通りのワンマンだ。創業者はこうでないとダメなんだろうなと思う。
一段落し、事務所で担当者同士四人の話がはじまった。
彼は少し離れた窓際の小さなテーブルの前に座った。小さなテーブルを挟んで二つの椅子がある。もう一つの椅子に私が座る。
「我々はこちらでさぼりましょうか」運ばれてきたコーヒーを口に運びながら彼に向って私が言う。
我々二人は趣味の話やとりとめのない話を始めた。彼はビジネス用の車とプライベートの車とは全く違うこと、服装も全く変えること。自分の居場所も四ケ所所有していることなど話してくれる。私もつい色々話してしまった。そして私が仕事のことで若い人達に伝えたいことを話出すと、彼はそれをメモし始めた。私は気づきながらも話を進める。彼は相槌をうったり、言葉を挟んだり自然に会話を進めながらもポイントはメモをする。長年の彼のスタイルだろう。そういえばすぐにお礼のハガキをいただいたことに驚嘆したと私が言った時、彼は言った「習慣ポスト」だと。
私は思い出した。謙虚の意味に「すなおに相手の意見などを受け入れること。」とある辞書の記載にあったことを。
魅力ある方々と仕事ができるのも我々の楽しみの一つでもある。
FC事業部 蒲谷
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