突然ですがこちらをご覧の皆さま、高校サッカーは見られましたでしょうか。私は地元が滋賀県ということで、近江高校が決勝まで進んだことが非常に嬉しくもあり誇らしくもありました。
近江高校は、昔勤務していた校舎から近く、たくさんの在籍生徒が進学しました。
入試の日に受験生の激励に行く入試激励という催しがあるのですが、早朝から野球部の、おそらく1年生だと思いますが、案内板を持って会場まで誘導してくれます。非常に礼儀正しく挨拶も清々しい生徒ばかりでいつも感心させられます。
さて、この度の高校サッカーでは感動する場面が多かった一方で、残念な記事を目にすることもありました。
優勝した青森山田高校の「ロングスロー論争」というものなのですが、SNSを中心に賛否が分かれています。様々な意見がでることは良いことではありますが、誹謗中傷に近い発言も出ています。受け止める高校生にとって大きな心の傷にならないことを願うばかりです。
ただ、そこで感心したのが青森山田高校の、この論争を受けての発言です。発言の一部を引用します。
「叩いてくる人はいるけど、全然自分は気にしていない。死ぬ気で努力してきたからこそ、ここにいると自負している。」
高校生でというと失礼なのかもしれませんが、高校生でここまでの発言、本当に素晴らしいと思いました(当時の私では間違いなく言えなかった発言です)。
そもそも、全国で一番を取るために死に物狂いで、あらゆる誘惑に打ち勝ちながら努力を継続してきた方々です。努力はもちろん、自分たちがコーチや仲間を信じ、家族や支えてくれる方々に感謝しているからこそ出てくる発言だと思いました。
改めて、普段から目標に向かって努力することの大切さや素晴らしさに気付かされました。