「ピッチ」という言葉を耳にされたことはあるだろうか。
最近、ベンチャー企業を舞台にしたテレビドラマでも使われていた。
「じゃあ、その件に関してピッチ、お願い」というように
私の若いころなら「その件に関して端的に説明して」ということであろう。
その言葉は1988年公開の映画「ワーキング・ガール」で主人公のテスが行ったエレベーター内での会話が起源とされている。
主人公のテスがM&Aを進めていた会社の社長とたまたま同じエレベーターに乗り合わせた。テスは、エレベーターに乗っている間のわずかな時間に自分の伝えたいことをその社長に伝えた。そんなテスの行動力や着眼点の良さを社長は高く評価し、テスの人生が大きく変わった。このエレベーター内での社長との会話。これが「エレベーター・ピッチ」と言われる。
15秒から30秒の間、その時間が運命を左右する。
などと映画の様にはいかないが、常に何かを想定して準備しておくことは決して無駄ではないだろう。
ピッチを成功に導くのは
① Goal(ゴール):自分の目的
② Target(ターゲット):相手の目的
③ Connect(コネクト):自分と相手の一致点
この三点を明確にすることだと言われている。
そのために予め準備するためのメモをGTCメモと呼ばれている。
・誰かをイメージして(例えば自分の会社のトップ)、その相手は今何に最も興味があるだろうかTarget(ターゲット)
・自分はそんな彼に何を与えられるだろうかConnect(コネクト)
・自分はどのようにしたい、なりたいGoal(ゴール)
上述の①、②、③の順番は考える人の思考のパターンや内容・目的で変えればよいと思う。何枚ものGTCメモが手元にあるだけでもわくわくする。「もし○○さんと会ったら・・・」
毎日に少し張り合いが生まれるに違いない。
実はこの「ピッチ」特性を生かしたものは昔からあり、我々はその影響を少なからず受けている。
それがTVCM。15秒スポットCM、30秒スポットCMだ。
今SNSの時代に抜群の影響力があるのがTikTokである。これも15秒。
(TikTokは当初、動画の時間制限は15秒だった。しかし、その後60秒、3分、そして今は10分となっている。)
そう考えると「エレベーター・ピッチ」の効果を疑う余地はない。
FC事業部 蒲谷
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