「塾開業ガイド」は、学習塾の開業を考え始めた方が、知る、計画する、準備するという順番で必要な知識を身につけられるように構成した連載です。第1章【知る】では、計画を立てる前に押さえておきたい基礎として、開業までの全体像、個別指導と集団指導の違い、学習塾業界の動向、フランチャイズ本部を比べる基準、オーナーに求められる適性を取り上げます。
各節には、内容を詳しく解説した記事を割り当てています。上から順に読み進めると、第2章【計画する】の内容に自然につながります。
塾開業ガイドの目次
第1章【知る】(このページ)
- 第1節 開業までの全体像と、このガイドの使い方:塾開業の流れと期間を徹底解説!未経験から成功する6つのステップ
- 第2節 個別指導と集団指導、どちらで開業するか:個別指導塾と集団塾の経営比較!未経験から成功する開業モデルの選び方
- 第3節 学習塾の市場をどう見るか:学習塾の市場規模と個別指導市場の動向|少子化の中で塾開業を考える視点
- 第4節 複数の塾FC本部を比べるときの基準:学習塾フランチャイズの選び方!5つの比較ポイントと成功の秘訣
- 第5節 塾オーナーに必要な適性:塾経営に向いてる人の特徴とは?未経験から成功する経営者の共通点
第2章【計画する】(公開予定)
- 事業計画書の書き方とテンプレート
- 自己資金と借入のバランス表の作り方
- 出店エリアの決め方と商圏調査のやり方
- 収支シミュレーションで損益分岐点を把握する
- フランチャイズ本部との契約条件の見極め方
第3章【準備する】(公開予定)
- 物件の取得から内装工事までのスケジュール
- 開業届と各種手続きのチェックリスト
- 講師の採用と研修、開校前に整える体制
- 開校前の生徒募集の初動設計
第1節 開業までの全体像と、このガイドの使い方
学習塾の開業は、情報を集めて方向性を決める段階、事業と資金の計画を立てる段階、物件・講師・生徒の準備を進める段階に分けられます。このガイドの章立ても、この段階に合わせて【知る】【計画する】【準備する】としています。
まず開業までの流れと、それぞれの段階にかかる期間の考え方をつかみ、自分がいまどの段階にいるのかを確かめてください。フランチャイズに加盟するか、個人で開業するかによって、準備の進め方も変わります。全体像が分かると、このあとの節で扱う指導形態や本部選びが、開業準備のどこに関わるのかが見えてきます。
- この節の記事:塾開業の流れと期間を徹底解説!未経験から成功する6つのステップ
- 関連:個別指導塾で独立開業するには?学習塾オーナーになる手順と準備を解説
- 関連:学習塾の開校準備でやること一覧|未経験者の失敗を防ぐ完璧ガイド
第2節 個別指導と集団指導、どちらで開業するか
個別指導は、生徒ごとの理解度や目標に合わせて授業を進められ、学年や教科の異なる生徒を同じ時間帯に受け入れられる形態です。授業を担当する講師が多く必要になるため、講師の採用と育成の仕組みが運営の要になります。講師が同時に担当する生徒の人数や、映像授業を組み合わせるかどうかによっても、運営のしかたが変わります。
集団指導は、講師がクラス単位で同じ授業を行う形態で、授業の進め方やクラスの編成が運営の中心になります。どちらを選ぶかは、地域の需要、自分の指導経験、確保できる講師、教室の広さによって決まります。
- この節の記事:個別指導塾と集団塾の経営比較!未経験から成功する開業モデルの選び方
- 関連:個別指導1対1と1対2の違いとは?塾経営で収益と成果を両立する秘訣
- 関連:集団指導塾の経営で勝つには?個別指導との違いと成功の秘訣を解説
第3節 学習塾の市場をどう見るか
学習塾の市場を考えるときは、全国の市場規模の推移だけでなく、出店を考える地域の子どもの数の見通しや、通塾の傾向を確かめることが大切です。同じ時期でも、地域によって子どもの数の動きは異なります。
業界の動向は、公的な統計や業界の調査資料で、時点と出典を確認しながら読みます。個別指導は、生徒ごとの課題に合わせて受講の内容を決められるため、学年や目的の異なる生徒を受け入れやすい形態です。市場の数字を自分の教室の計画にどう当てはめるかは、第2章で扱う商圏調査につながります。
- この節の記事:学習塾の市場規模と個別指導市場の動向|少子化の中で塾開業を考える視点
- 関連:少子化が進む地域での経営判断|学習塾の存続と成長を支える3つの戦略
- 関連:教育事業の市場分析で失敗を回避!未経験から塾経営を成功させる秘訣
第4節 複数の塾FC本部を比べるときの基準
フランチャイズ本部を比べるときは、加盟金やロイヤリティの金額、開業前後の支援の内容、指導の仕組み、本部の経営基盤、契約の条件を、同じ項目で並べて比べます。資料や説明会の情報をそのまま並べるのではなく、金額に何が含まれるのか、支援を誰がどの頻度で行うのかまで確かめることが大切です。
京進の個別指導スクール・ワンを比べる材料としては、公式サイトに次のような情報があります。京進は1975年創業で、スクール・ワンは30年の歴史を歩んできました。京進はJFA(一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会)の正会員です。加盟から開校までは、個別相談・社長面談、エリア立地選定、融資・開業サポート、研修サポート、生徒募集のバックアップ、開校後の継続サポートという6ステップで進みます。
- この節の記事:学習塾フランチャイズの選び方!5つの比較ポイントと成功の秘訣
- 関連:フランチャイズ契約書の読み方|学習塾開業で確認すべき5つの重要条項
- 関連:フランチャイズ本部サポートを比較!塾経営未経験者が選ぶべき支援体制
第5節 塾オーナーに必要な適性
塾のオーナーに求められるのは、授業のうまさだけではありません。保護者や講師と信頼関係を築く力、数字で教室の状態をつかむ力、地域で長く教室を続ける責任感が求められます。教育の経験がある方は、生徒と保護者の気持ちを理解できることが強みになり、教育以外の仕事をしてきた方は、組織の運営や接客の経験を教室運営に生かせます。
京進の個別指導スクール・ワンでは、オーナーの75%は未経験からのスタートです(出典:京進公式サイト/jobs ページ、自社集計による)。加盟後の本部研修は1週間です。
- この節の記事:塾経営に向いてる人の特徴とは?未経験から成功する経営者の共通点
- 関連:教室長経験者が独立する方法|塾経営のプロとして成功する開業手順
- 関連:塾経営は未経験でも成功できる?開業のメリットと失敗しないポイントを解説
京進の個別指導スクール・ワンについて
第1章の内容に関わる、公式サイトなどで確認できる事実です(確認日:2026-10-11)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 教室数・生徒数 | 全国250教室、15,000名の生徒が在籍しています(2022年1月時点)。 |
| 学習法の監修 | 脳科学に基づく「褒めて伸ばす指導」と学習法「リーチング」は、東京大学・池谷裕二教授が監修しています。 |
| サポートパック | 開業支援・生徒募集・顧客面談同席・教室装飾・講師募集採用・集客イベント・映像授業の7項目を本部がサポートします。主な支援は無料で、範囲は項目ごとに異なります(講師募集・採用は求人サイトの格安提供です)。 |
| オーナーインタビュー | オーナーインタビューを公式サイトで公開しています。 |
次を読む
第1章を読み終えたら、次は第2章【計画する】です。第2章は公開の準備中のため、公開までのあいだは、計画の段階で必要になる知識をテーマ別のまとめページで先に確認できます。
- 塾開業の資金まとめ:第2章で扱う自己資金と借入の考え方につながります。
- 塾開業の立地・物件選びまとめ:出店エリアの決め方と商圏調査につながります。
- 塾経営の収支の見方まとめ:収支シミュレーションと損益分岐点につながります。
- 塾フランチャイズ本部の選び方まとめ:契約条件の見極め方につながります。
開業資金や開業までのサポートは、公式ページで確認できます。
- 開業資金・収支モデル:加盟金、初期投資の内訳、収益モデルとその前提を掲載しています。
- サポート体制と開業までの流れ:加盟から開校後までの支援を紹介しています。
- オーナーインタビュー:開業したオーナーへのインタビューを掲載しています。
- 資料請求:加盟に関する資料を請求できます。
- 個別相談:開業の進め方について個別に相談できます。